お知らせ

特別支援学校の先生方へ  研究のお願い

 現在,各学校にアンケート調査票を郵送させていただいております。

 本研究の目的は,特別支援学校に通う児童・生徒が,給食を通して地域格差なく,安全に食事の機能を育むことを目的に調査・研究を実施しています(平成31年度 8020財団一般公募研究採択事業)。学校給食における対応や取り組みは地域や学校によって様々と推察され,平成28年度に学校給食の現状に関する全国調査をさせていただきました。多くの学校にご協力いただいたところ,困っていても対応するべきことがわからない,誰に相談したらよいかがわからないなどの現状が把握できました。その後,健康教育的視点で様々な学校の先生方とかかわる中で,教員免許取得時や学校に着任後にも給食指導に関する知識を得る機会が少なく,どのような場合に医療職へ相談したらよいか迷うなどのお話も伺うことができました。そこで,より安全で効果的な給食指導ができるように教員の皆様が活用できるマニュアル作製が急務だと考えました。しかし,歯科医療職だけの目線で作成しますと,専門用語を無意識に使用してしまうなど教職員の方々がわかりにくい内容になる可能性も否定できず,率直なご意見等をお聞かせいただきたいと考えました。

 マニュアルが完成したのちには,地域格差なく教育職と歯科医療職が円滑な連携となるように多くの情報を発信・普及を行っていきたいと考えております。将来的には,教育職と医療職が共通理解として用いることができるマニュアルや学習ツール,評価ツールをデジタル化しながら作成し,Webなどで公開したいと考えております。
 そのためには,本調査結果を専門職種の学会等で発表し,さまざまなところで学校給食での医教連携の重要性を発信していく予定にしております。学校や個人を特定できない状態での発表となります。